感染予防設備として、大型高濃度プラズマクラスター発生装置3台で壁や床に付着した飛沫や空気を常時除菌、自動換気、さらに夏は除湿機3台、冬は加湿器3台で院内の温度と湿度をきちんと保ち院内感染を予防しています。

男性更年期障害とは

 

 

男性ホルモンはアンドロゲンと呼ばれ、精巣(睾丸)から分泌されるテストステロンが主なものです。男性更年期障害として、このテストステロンの低下が原因によるLOH(Late-Onset-Hypogonadismの略)症候群が注目されるようになりました。テストステロンが下がると、頭痛、不眠が続き、筋肉が減り、骨がもろくなり、精神的にも意欲が衰え、気持ちが沈みがちになります。
<診療時間>午前中9-11時に来院ください。(予約診療)


検査
下記の検査により診断いたします。テストステロン補充療法適応外の男性更年期障害には漢方薬やプラセンタ注射で治療をおこないます。


   
初診
➀身長・体重・血圧測定と一般尿検査。「男性更年期障害に関する問診票」「国際勃起機能スコア」「国際前立
 腺症状スコア」「睡眠時無呼吸症候群問診票」「臨床心理テスト」などの問診票に記入していただきます。

➁採血による血算・生化学検査・PSA検査、そして血中亜鉛測定

➂遊離テストステロン・LH(黄体ホルモン)・プロラクチン・エストラジオール(E2) (*午前中のできれば午前8
 時から11時までに採血が望ましい)などホルモン学的な内分泌検査

➃腹部CTあるいは超音波検査による前立腺癌や前立腺肥大症のチェック


治療

以上に問題がなければ、テストステロン補充療法の注射を開始します。現在のところ、注射薬「エナント酸テストステロン製剤」だけに健康保険が適応されます。
注射による男性ホルモン補充療法では、2~4週間おきに筋肉注射を3ヶ月間行い、効果が認められれば副作用に注意し、治療を継続します。なお、男性ホルモンは前立腺肥大症の進行を早める作用が指摘されており、男性ホルモン補充療法中は、定期的にPSA検査(前立腺がんマーカー)や血液検査などを行う必要があります。また、前立腺がんや中等度以上の前立腺肥大症などの疾患がある場合は、男性ホルモン補充療法を行うことが出来ません。

➀性機能症状が強い場合は、ED(勃起不全)治療薬の処方をおこないます。

➁男性ホルモンが減少すると、とくにうつ状態になる危険性が高く、重症化するケースもみられます。うつや不
 安などの精神症状の強い場合は、抗うつ薬、抗不安薬などで治療し重症や難治性の場合は精神神経科の専門医
 をご紹介致します。

➂男性ホルモンには、エネルギーの消費を高めて体脂肪を減らす作用もあるため、減少すると内蔵脂肪が増える
 ことが明らかになっています。メタボリックシンドロームを合併している場合は、その治療もおこなっていき
 ます。
 


 

 

なし 軽い 中等度 重い 非常に
重い
総合的に調子が思わしくない
(健康状態、本人自身の感じ方)
1点 2点 3点 4点 5点
関節や筋肉の痛み
(腰痛、関節痛、手足の痛み、背中の痛み)
1点 2点 3点 4点 5点
ひどい発汗
(思いがけず突然汗が出る。緊張や運動と関係なくほてる)
1点 2点 3点 4点 5点
睡眠の悩み
(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、浅い睡眠、眠れない)
1点 2点 3点 4点 5点
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる 1点 2点 3点 4点 5点
いらいらする
(当り散らす、些細なことにすぐ腹を立てる、不機嫌になる)
1点 2点 3点 4点 5点
神経質になった
(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)
1点 2点 3点 4点 5点
不安感
(パニック状態になる)
1点 2点 3点 4点 5点
身体の疲労や行動力の減退
(全般的な行動力の低下、活動の減少、趣味に興味がない、
達成感がない)
1点 2点 3点 4点 5点
筋力の低下 1点 2点 3点 4点 5点
憂うつな気分
(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、気分のむら
無用感)
1点 2点 3点 4点 5点
「人生の山は通り過ぎた」と感じる 1点 2点 3点 4点 5点
力尽きた、どん底いると感じる 1点 2点 3点 4点 5点
ひげの伸びが遅くなった 1点 2点 3点 4点 5点
性的能力の衰え 1点 2点 3点 4点 5点
早期勃起(朝立ち)の回数の減少 1点 2点 3点 4点 5点
性欲の低下
(セックスがたのしくない、性交の欲求が起こらない)
1点 2点 3点 4点 5点

 

 

>>チェックの結果